・英語学習に目標設定が大事と聞いたけど、やり方がわからない人
・正しい目標設定の方法を知りたい人
・挫折しないための英語学習法を探している人
英語学習には目標設定が必要というのはよく聞くけど、
そのやり方がわかりません!
SMARTの法則に沿って考えるとやりやすいです!
今日は目標設定の具体的な方法について解説していきます!
英語学習は中長期に渡ります。そのため、目標を設定することは非常に重要です。その理由はいくつかありますが代表的な例としては以下の通りです。
自分の目指すべき方向が具体的になる
今、自分が何をやるべきかが明確になる
途中で行き詰まったときの道標になる
ゴールに到達する可能性が飛躍的に高まる
最も重要なのは、最後に書いた「ゴールに到達する可能性が飛躍的に高まる」です。目標設定をしないで学習を始めた人と、正しく目標を設定した人では、後者のほうが圧倒的に到達する可能性が高いです。
一方で、目標設定をしないでスタートしてしまう人は、主に以下の理由があります。
目標が大事だと思っていない
目標設定がめんどくさい
目標設定する時間がもったいない
目標設定の方法がわからない
繰り返しますが、英語学習は中長期に渡ります。
目標設定をせずに学習を始めるということは、ゴールまでの距離がわからないマラソンを走るようなものです。これでは、どこまでの距離をどんなペースで走ればいいのか、よくわかりません。
この記事を読んだ後に、30分から1時間は目標を決める時間にしてもスタートに出遅れることはありません。逆にゴールまでの距離ややるべきことが明確になるため、理想的な準備運動になります。
正しい目標を設定し、一緒にゴールを目指しましょう!
目標設定に欠かせないのがSMARTの法則です。
村長が学習をサポートする際は、必ずこの法則に基づいて一緒に目標を設定します。
SMARTとは以下の頭文字です。
- Specific:具体的であること
- Measurable:測定可能であること
- Achievable:達成可能であること
- Relevant:関連性があること
- Time-Bound:期日があること
それぞれ、詳しく解説していきます。
Specificとは「明確な、具体的な」という意味です。つまり、「誰が見ても明確にわかること」が必要です。
具体的な目標を立てると、自分が今やるべきことが明確になります。逆に目標がボンヤリしてしまうと、何をすればいいのか、わからなくなります。
初級者の方が最初に目標を立てる際、よくある例として「業務で英語を使えるようになる」というのがありますが、これでは具体的とは言えません。どのような業務で、どの程度の英語が必要なのかわからないからです。
「業務で英語を使えるようになる」をもう一段、深ぼることで以下のようにやるべきことが絞られます。
①クライアントとの商談の場で1人でも信頼関係を構築することができる
→リスニングとスピーキング
②社内ミーティングの議事録を作ることができる
→リスニング
③社内外の人とチャットで意思の疎通ができるようになる
→リーディングとライティング
目指すゴールに最短で到達するためにも、具体的な目標を設定しましょう。
Measurableとは「測定できる」という意味です。つまり、「数値で表せること」が重要です。これにより自分の現在地がわかり、目標までどれくらい足りないのかが明確になります。
代表的な例はTOEICです。TOEICを受けると今の自分のスコアがわかり、◯◯点を目指すという目標も立てやすくなります。
ただし村長は、昇格や昇給に必要なとき以外はTOEICのスコアを目指すことをオススメしません。TOEICは主にリスニングとリーディング、つまりインプットの量を測るテストです。TOEICスコアが高くても、実際の会話ができないという人を何人も見てきました。
「会話ができるようになる」ことをゴールとした場合、CEFR(セファール/セファー)という指標に重きを置くことを推奨します。CEFRとは「どれだけその言語を使うことができるか」の指標です。
例えば、先程の「クライアントと信頼関係を構築しながら商談を進められるようになる」ためには、CEFRでB2レベルが必要になるとわかります。このB2レベルというのが、数値目標になります。
CEFRについての詳細は、以下の記事をご参照ください。
非公開: 【自分の現在地を知る?】英会話力を測定する方法とその具体的な伸ばし方とはAchievableとは「達成できる」という意味です。つまり、「少し背伸びをすれば手の届く目標にする」ことです。目標を達成したという経験を積むことで、途中で挫折してしまう可能性が格段に下がります。
初級者は高すぎる目標を設定してしまいます。高すぎる目標はモチベーションの低下に繋がります。
一番最初に設定する達成可能な目標の例としては、自分で100%コントロールできるものを設定することです。一例としては以下のようなものが挙げられます。
・毎朝6時からオンライン英会話を受講する
・1日30分は英語の本を読む
・HAPA 英会話のYoutubeを見る
ちなみに、半年で中級レベルは誰でも確実に到達できます。一方で上級レベルになるには難易度が上がります。半年で中級なら、1年で上級になりそうな気がしますが、これは間違いです。まずは中級を目指し、その先の長期目標として2−3年スパンで上級を目指すことです。
Relevantとは「関係している」という意味です。つまり、「ゴールと目標が一本の道になっていること」です。
先程のTOEICの例が代表的ですが、800点を保有していても会話ができない人は多いです。仮に、会話の上達をゴールとしている人が、目標をTOEIC800点とした場合、目標に到達しても上達していないことに愕然とします。
800点を取るまでの道のりが無駄とは言いませんが、ゴールに対して目標がバラバラだと、次のような理由から、挫折の原因となってしまいます。
・達成しても成長実感がない
・次の行動への意欲がわかない
・何を次の目標としたらいいかわからない
繰り返しますが、TOEICを目標にするのは、昇進・昇格に必要なときだけです。「クライアントとの円滑なコミュニケーション」をゴールとした場合、スピーキングが必須です。スピーキングの上達に必要なのは、座学ではなく会話の練習です。
無駄な回り道はありませんが、どうせなら最短距離を走りましょう!
Time-boundとは「期限がついている」という意味です。つまり、「いつまでにその目標を達成するか」です。
仕事でも期限は重要です。上司から仕事を頼まれて、「いつかやります!」と自信満々に言ったら、「やる気がないのかな?」と思われてしまいます。
英語学習も同様に、「いつまでに〇〇ができるようになる」と自分で決めることで、その期日に向かって動き出すことができます。
ここでのポイントは期日に妥当性をもたせることです。
短期間で高い目標を設定してしまうと、すぐに無理だ。。。と感じてしまい、行動が続かなくなります。逆に、必要以上に長い時間をかけて低い目標を設定すると、ダラダラしてしまい、結局やらなくなってしまいます。
重要なことは目標を見返したときに、背筋がピンとなるものが理想的です。
あくまで一例ですが、初級者の方には以下のような設定をすることをオススメします。
短期目標:3ヶ月以内にTOEIC500点を取る
中期目標:その後、3ヶ月間は英会話レッスンを毎日受講する
長期目標:6ヶ月後にはCEFRでA2Highを取る
今、村長のコーチングをうけてくれている、Sさんの事例をご紹介します。
SさんはTOEICで950点を保有していましたが、会話は殆どできません。それでも、仕事で英語が必要な部署に異動したため、村長にご相談いただきました。
一番最初にやったことは、目標設定です。
もともとTOEICで950点を持っていたこともあり、インプットは問題ありません。これからクライアントとの円滑なコミュニケーションができるようになるために、短期と長期の2つの目標を設定しました。
今も誠意学習中ですが、短期の目標は早々にクリアし、長期目標を達成するために頑張っています!目標が明確だとやることもクリアになって、ゴールできる確率は大幅に上がります!
短期目標
S:社内会議で自分の意見を発言する
M:会議中に3回は発言する
A:オンライン英会話を毎日受ける
R:スピーキングのCEFRレベルを測る
T:1ヶ月以内
長期目標
S:クライアントとの商談を一人でまとめる
M:海外案件を1件受注する
A:英会話レッスン30分+予習復習30分を毎日やる
R:CEFRでB2レベルに到達する
T:1年以内
今日は、「目標を設定する理由と具体的な方法」について解説しました!
目標設定の理由:ゴールまでの道筋が固まり、到達の可能性を高めるため
具体的な方法:SMARTの法則に沿って作ること
SMARTとは以下の頭文字を組み合わせたものです。
- Specific:具体的であること
- Measurable:測定可能であること
- Achievable:達成可能であること
- Relevant:関連性があること
- Time-Bound:期日があること
最初は、目標の設定が難しいと感じてしまう方もいるかもしれません。ただ、正しく目標設定をすることが、ゴールに到達する最短距離です。
もしも自分で立てた目標に自信が持てないときは、村長に遠慮なくご連絡ください。サポートします!
最初は誰もが初級者です!
上級を目指す道のりは高いですが、中級レベルは誰でも到達可能です。
これから一緒に頑張って行けたら嬉しいです!今日もありがとうございました!